ワンオペ育児、今ちょっと楽しいと思えている話

夫にいつも言われる言葉。

「ほんと、単純でいいね」

それって、褒め言葉?(笑)
正直、ちょっと引っかかることもある。

でも最近、自分でも思った。

あれ、私。
今ちょっと、楽しいかも。

ワンオペ育児は、正直ずっと余裕がなかった。
時間も、気持ちも、体力も。

うまくいかないことの方が多くて、
「今日も疲れたなぁ」で終わる日ばかりだった。

でも最近、ひとつだけ変わったことがある。

長男(年少)が、公文にスムーズに通えるようになった。

今は――

当たり前みたいな顔で教室に入って、
自分の席に座って、
鉛筆を持つ。

「次に進めるのが楽しみ!」なんて言う。

たったそれだけのことなのに、
胸がじんわりする。

子どもが楽しそうに通ってくれるだけで、
私までご機嫌になってしまう。

そんな、小さな変化の話。

しんどかった半年

公文に通い始めて、1年3ヶ月。

特にこの半年は、本当にしんどかった。

教室で集中できない。
ゴロンと寝転ぶ。
「疲れた〜」と手を止める。

周りの子はちゃんと座っているのに、
うちの子だけが動いている気がして。

集中している子に申し訳なくて、
先生にも申し訳なくて。

どうしてうちの子だけ。

ちゃんとしてよ。

心の中で、何度も思った。

前までは一人で教室に入れていたのに、
ある時から、入口で止まるようになった。

中に入れない日が続いた。

あとから聞いたら、お友達とのちょっとしたトラブルがあったらしい。

小さなことかもしれない。
でも、本人にはきっと大きな出来事だった。

先生に相談して、席を離してもらった。

それでも、すぐには変わらなかった。

「3歳から公文は早すぎたのかな」

やめることも、何度も考えた。

家での宿題はスイスイできていた。

教室でだけ、できない。

これを教室でやってくれ!
と何度思っても、言っても、できなかった。

先生の前でできるところを見せないと、
次のステップに進めない。

もっと新しいことをやりたいのに。
家ではできているのに。
教室ではできていないから判断してもらえない。

進めない。

同じところを何度も何度も繰り返す。

負のループだった。

今思えば、少し物足りなかったのかもしれない。

でもその頃の私は、
「家でできてるのに、どうして?」と腹が立ってしまって。

何度、帰りの自転車で怒ったことか。

「なんでできないの?」
「家ではできるやん!」

強い口調になってしまう自分も、嫌だった。

怒りたくて怒っているわけじゃないのに。

必死だった。

ちゃんとやらせなきゃ、
ちゃんとさせなきゃって。

帰ってから、少しだけ自己嫌悪になる日もあった。

あんなに怒らなくてもよかったのに、って。

でも次の教室の日になると、
また同じことを繰り返してしまう。

怒っても。
ちゃんとすると約束しても。
ご褒美で釣っても。

効果はなかった。

本当に、やめた方がいいんじゃないかと本気で考えた。

でも。

「公文やめる?」
「数字きらい?」

そう聞いても、答えはいつも同じだった。

「NO」

何度聞いても、「やめたい」とは言わなかった。

だから。

もう少しだけ、続けてみようと思った。

今、ちょっと楽しいと思える理由

今、長男は4歳10ヶ月。

最近の快進撃で、足し算がもうすぐ終わりそう。

公文には「進度一覧表基準」というものがあって、
3ヶ月ごとに達成度が出るらしい。

存在は知っていたけど、どこか他人事だった。

それが今回、初めてその基準に到達して、
分布グラフが見られるようになった。

数字で「ここまできた」と見えると、
なんだかじんわり嬉しくて。

もっと応援してあげたいな、と思った。

息子はまだそんなこと分かっていない。
ただ自分のペースで進んでいるだけ。

私が導いている、なんて大それたことはできないけれど。

嫌にならない程度に、
少しだけ気分を乗せてあげられたらいいな、と考えている。

そもそも息子は、
足し算はもちろん、引き算や掛け算も口では言えていた。

でもそれを先生の前で見せるのが難しかった。

文字を書く力が追いついていなかった。

思っていることが、手からうまく出てこない。

それが、きっともどかしかった。

今は違う。

頭で考えたことが、スラスラ書ける。

プリントが進む。

丸がもらえる。

先生が褒めてくれる。

それが自信になって、
またやってみようと思える。

その積み重ねで、
気づけば笑顔で教室に入るようになった。

できるようになったから嬉しい、というより。

「できる」が増えたことで、
自分を信じられるようになった。

それが、いちばん嬉しい。

そして私は、そんな姿を見るだけでご機嫌になる。

単純でいいね、と言われても。

今はちょっと、誇らしい。

あの半年があったからこそ、
今の「楽しい」は、ちゃんと特別だと思える。

たぶんまた、しんどい日は来る。
それでも今は、ちゃんと前を向けている。

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